仕事のお悩み相談受付中

プロフィールから仕事のお悩み相談を受け付け中です

町田ゼルビアが嫌われる本質とリスク

勝つためにズルいことをする選手はどこにでもいるが、勝つためにズルいこと組織的に推奨するチームは町田ゼルビアと黒田監督が初めてだと思う。

 

正々堂々やスポーツマンシップという日本人的な価値観に真っ向から反発する勝利至上主義こそが町田ゼルビアの圧倒的強さであり多くの人から嫌われる根源でもある。

 

もちろん町田は悪ではない。監督も選手も悪人ではない。グレーはグレーであり黒ではない。ルールの範囲内でやってるだけだ。彼らはサッカーが好きで誰よりも勝ちたい。ただそれだけ。純粋なんだと思う。

 

でも、純粋さはときに恐ろしい出来事を引き起こすことを思うと僕は少し怖い。グレーと黒との線引きは最悪の出来事を境に一変することがある。

 

先日、町田ゼルビアのある選手が、勝利した試合の自身のワンプレーを自慢げにメディアに語っていた。そのプレーはフリーキックの蹴る位置を審判の目を盗んで少しずらしたというもの。ルール違反といえばそうだが、世界中で当たり前に行われている程度のグレーゾーンの話。

だけど、町田ゼルビアのその選手は自分の口で、それを自慢げにメディアに語る。そんな選手はこれまで見たことも聞いたこともない。

 

グレーゾーンの決して褒められるべき行為ではないプレーを、自慢げに、褒めてくれと言わんばかりに公に語るその純粋さ。勝つためならルールの範囲で何をしても良いという執念は監督由来であり、監督を通じてチームの全選手へと浸透させられる。

 

町田ゼルビアは栄光の道を進んでいると同時に、極めて危険な細い一本道を進んでいる。組織的に行われるグレーゾーンの行為は、大きなリスクを孕んでいる。

 

町田ゼルビアの在り方と行いは日本のサッカー界を変える力がある。それは良くも悪くも、どちらにでも転ぶ可能性とリスクを秘めている。

 

青森山田高校サッカーでは顕在化しなかったもののプロの世界でいよいよその本質、つまり勝利至上主義とグレーゾーンの組織的活用がサッカー界、スポーツ界に変革を迫っている。

 

このチームの行く末を傍観しようと思う。